金型用キャップボルトと水穴のタップ下穴と座繰り(ザグリ)の寸法について

今回はキャップボルトのタップの下穴や座繰りの寸法についてまとめてみたいと思います。

種類は一般的によく金型で使われるものに限定しています。

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キャップボルトのタップ下穴寸法

メートルねじねじピッチ下穴径
M3x0.52.6mm
M4x0.73.4mm
M5x0.84.3mm
M6x1.05.2mm
M8x1.256.8mm
M10x1.58.8mm
M12x1.7510.5mm
M14x2.012.5mm
M16x2.014mm
M20x2.517.5mm
M24x3.021mm
M30x3.527mm

 

メーカーの公表している寸法と比べて若干大きいですが、これぐらいでやったほうが正直安全ですし、

影響もありません。

因みに上記の条件はS45C、S50C、PXA30、HPM1、NAK55に最適です。

鉄でもCENA1や銅などの非鉄金属系では同じ工具を使用した場合は

上記の条件でもワークに食いついてタップが折れる可能性が極めて高いので注意です。

キャップボルトの座繰り寸法

 

メートルねじ座繰り深さ
M34mm
M45mm
M56mm
M67mm
M89mm
M1011mm
M1213mm
M1415mm
M1617mm
M2021mm

キャップボルトの座繰りは基本直径+1mm深いと覚えておけばOKです。(単純…)

冷却穴(水穴)用管用テーパねじ

管用テーパねじ下穴径
1/88.2mm
1/411mm

他にも種類はあるのですが、金型で使われるのは主に上記2種類かと思います。

 

ということで、キャップボルトと水穴のタップの下穴とザグリの深さについてまとめてみました。

 

尚、今回の条件はあくまでS50CやHPM1、PX5(PXA30)を対象としたもので

すべての鋼材、非鉄金属に当てはまるものではありません。

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