エコイットシリーズ DS-S25型 スラッジ回収装置を購入したのでレビュー【永進テクノ株式会社】

前回DMG森精機のDMQPで見つけたBlaserのミニジェットミックスについて書きましたが

同時期にもう一つ購入していたものがあります。

 

それが、永進テクノ株式会社の「スラッジ回収装置」というものでして

マシニングセンタのクーラントタンク内部のスラッジを除去してクーラントの寿命を延ばすという用途の装置になります。

 

クーラントの内部には、一見すると目立たない切り子や微細なヘドロ状のスラッジが沈殿しています。

これをそのままにしておいたり、クーラント交換時に適切な掃除を怠ると

新しく入れ替えたクーラントの効果が大幅に低下してしまいます。

 

このスラッジ回収装置は、クーラント内部を清掃し、そのような問題を未然に防ぐために重要な役割を果たします。

 

マシニングセンタの所有者にとっては、こういった装置は欠かせないものじゃないかなと思います。

 

ちなみに弊社が購入したのは、小型のタイプで手軽に片手でも持ち運べる大きさのものです。

 

ということで、早速使ってみた感じを書いてみたいと思います。

スラッジ回収装置を使ってみた結果…

この装置の特筆すべき点として、電源は一切必要なく

エアーだけで駆動させることが可能なのです。

 

まずはエアーを取り付けます。

次にエアー供給バルブを開いて準備完了です。

ホースをクーラントに突っ込むと、自動的に掃除機のようにクーラントを吸引していきますが

スラッジが除去されたクーラントをもとのタンクに戻すために

もう一方のホースはクーラントタンク内にいれておきます。

 

これで、タンク内のスラッジだけを吸い込んで

クーラントだけをタンクに戻すことができるというわけです。

 

吸い上げたクーラントは装置内で濾過されて、タンク内にあっという間に戻っていくので

使用中に液量を気にする必要はありません。

 

尚、使用後の内部に回収されたスラッジは、上蓋をあけて簡単に処理ができる仕様になっています。

この装置はクーラント入れ替えにも使える?

この装置、本来はクーラントタンク内のスラッジ除去を目的としたものなのですが

掃除機のようにクーラントが吸い込めるということは???

クーラントの入れ替えにも使えるんじゃないかと思い、

ちょうどそろそろクーラントも寿命かな~と思っていたところだったので、やってみることにしました。

ホースは写真手前が吸い上げる方で、奥側が排出する方
吸い上げられたクーラントがペール缶に勢いよく排出されている

クーラントタンクに吸い上げる方のホースを挿入し、反対側のホースをペール缶(もしくはドラム缶)に設置します。

予想通り、クーラントは速やかに吸い上げられ、ペール缶がすぐに満タンになります。

 

この方法で、クーラントタンク内のクーラントを容易にすべて吸い取ることができ、

クーラントの交換作業を効率的に完了させることができました。

 

 

メンテナンスについて

使用するにあたって、汚いクーラントを吸い上げたあと、長期間そのままにしておくのは良くないですよね。

使用後は「フラッシング運転」を行って配管やポンプを洗浄したほうが良いそうです。

 

「フラッシング運転」というのは、特に自動車や機械系統において使用されるメンテナンス手法の一つでして、油圧系統、冷却系統、または燃料系統などの内部をクリーニングするために用いられます。フラッシング運転の目的は、系統内の古い液体や汚れ、金属片などの不純物を取り除き、新しい液体で置き換えることをいいます。

つまり、長期間機能を損なわず安定的に稼働させるためには、やっておくべき重要な工程なんですね。

 

水溶性クーラントであれば、水で大丈夫みたいですが、油性クーラントの場合は水ではなく、切削油(油性クーラント液)を使用しなければ、残留水分がタンク内に混入する恐れがあるそうです。

 

バケツかペール缶を2個用意して、片方に水を溜めて、それを吸い上げてもう片方に放出するという形で装置内を水で循環させるようにすれば良いと思います。

 

その他、スラッジがたまる金網やハウジングや蓋部分の清掃もします。

 

 

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まとめ

では、まとめです。

このスラッジ回収装置のメリットとしましては以下のことが挙げられます。

  • エアーだけで稼働できるので、使用中の発熱や漏電の心配がない
  • 吸い上げたクーラントはろ過されてすぐさまタンクに戻っていくので液量の心配をしなくても良い
  • 消耗品が無い
  • スラッジ処理は蓋を開けて捨てるだけ
  • 小型のタイプは軽くて持ち運びが容易

このような装置は弊社初めて購入したのですが、とても有用で導入して良かったなと本当に思っています。

駆動に電源が必要なく、エアーだけで動くということは、その分故障のリスクも少ないんじゃないかなと。

 

あと、最初に開封したときに思ったのですが、この装置の塗装がDMGMORIのマシニングのカラーと同じなんですよね。

上の写真では、装置の後ろがDMGMORIのNVX5080です。

まったく同じ色が使われていて、統一感があります。

装置が森精機仕様??なのかはわかりませんが、DMQPで取り扱うわけですね。

 

 

 

 



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