一度は聞いたことのある方が多いだろう引き寄せの法則。
効果があったという人から、全く意味のないという人もいます。
多くの方が効果を実感しているのは間違いないのですが
正直なところ胡散臭いというのがイメージは払拭できていないです。
こんな法則一つで変わるならこの世は成功者であふれている、と言う方が多いでしょう。
実際のところ私もそんな魔法のようなものではないと思っています。
しかし一般に成功者といわれる人達は無意識に引き寄せの法則を実行し、なるべくして成功したと言えます。
なので、この記事では引き寄せの法則とはなんたるかと実際の効果について紹介していきます。
言葉の由来
引き寄せの法則という言葉は2007年10月にエスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス夫妻が出した引き寄せの法則 エイブラハムとの対話という本が由来となっています。
エイブラハムという名前は個人のものではなく主に叡智の集合体のようなもので現実には見ることのできない形のないものです。本書ではスピリチュアルガイドと言われています。(守護霊)
なぜこのような本ができたかというと、著者のヒックス夫妻が瞑想をしているときに、このエイブラハムからメッセージを受け取ったのが始まりだそうです。
実は引き寄せの法則は2007年以前にも、似たジャンルの本が出ており
ヒックス夫妻の本で爆発したという感じですね。
2007年にやっていたスピリチュアル番組も人気を後押ししていました。(オーラの泉)
また、ヒックス夫妻の本以外にも
引き寄せの法則に関する本はたくさんありますが正直なところ似たようなものが多く混乱する方も多いと思います。
なので、悩んでいる場合はヒックス夫妻のものを初めに読むのをオススメします。
引き寄せの法則
では引き寄せの法則とは何かをここで詳しく書いていきます。
引き寄せの法則とは
自分が望むことを心の中で思い続けていることで
自然に望む結果を引き寄せていってくれることです。
この望みを引き寄せる法則には、支えている三つの理由があり
1.引き寄せの法則
2.意図的な想像の方法論
3.許容し可能にする術
があります。
1.引き寄せの法則は、自身の似た思考のものを引き寄せることです。
後述しますが「類は友を呼ぶ」ということわざが一番近いですね。
思考を実現しようとすると、自然と似たものが集まってきます。
マイナスな思考も同じで、不幸が続くということは似たような思考をしていることになります。
2.意図的な創造の方法論は、自分がこうしたいと思う方向へ
関心と思考を意図的に向けることで、選んだようになり選んだことをし、選んだものを手に入れようとすることです。
私たちは望んだものがなんであろうと、それらを手に入れるべく引き寄せてしまいます。
なので、望むものを手に入れるべく意図的に思考を働かせようということです。
3.許容し可能にする術は、ありのままの自分を受け入れるということです
他人の言動に影響されず自分を貫くことが大切であり
もし非難、攻撃されようものなら思考がそれを引き寄せてしまっているのです。
三つの理由を説明しましたが、正直これだけ聞くと何を言っているんだと思われるかもしれません。
しかしこれを実践、もしくは無意識に実践して結果を出している人は多く、幸せになっています。
例に出してみると
恋人が欲しいと強く思っていたら、気になる人が自然とできカップルになっていたり、お金を稼ぎたいと強く思っていたら、条件の良い会社に出会い転職するなど。
思っていることに対して近い結果などを引き寄せてくれます。
また、前述したうように引き寄せの法則に似た考えや言葉は、昔から存在していました。
主に
・類は友を呼ぶ
・同気相求める
・蓑の傍へ傘をよる
ということわざは引き寄せの法則と近い意味をもっており、意外と馴染みの深いものになっています。
本当に効果はあるの?
引き寄せの法則の意味がわかっても、効果がないと全く意味がありません。
いくら語ったとしても結局胡散臭い話だったと笑われてしまいます。
なので、結論から言いますと効果はあります。
なぜなら前述したように多くの方が実感していますし何と言っても私自身効果を感じたことがあります。
しかし注意してほしいのが効果を感じるのに個人差がかなり大きいということ。
例に出すと
Aさんは、今日はいい一日にしようと思い、実際に一日中思い続け
Bさんは、今日は憂鬱な日だなと思い続けたとします。
いざ出かけるときに
Aさんは天気が晴れだったのを喜んだことにたいし
Bさんは何事もなかったかのように出かけました。
気になっている本を買いに本屋さんにいき
Aさんは探していた本はありませんでしたが、どうしても欲しかったので
店員さんに聞いたら在庫が一つだけあり買うことができました。
Bさんも探していた本はありませんでしたが、Aさんとは違い何もせずついてないなと思い店を出てしまいました。
これに引き寄せの法則の効果は発生しています。
どこで効果が出ているかというとAさんはいい一日にしようと思っているので、
少しのことでも幸せを感じ望む結果に無意識に近づいていきます。
しかしBさんは憂鬱だと思ってしまっているため負のことしか引き寄せなくなっており
解決策も幸せも見つけられなくなってしまっています。
実はこの例は私の実体験でして、実際にいい一日にするぞと思っていた日はその通りになりました。
このように効果があるのはわかると思いますが問題なのは個人差があるということ。
普通なら幸せと思うようなことがおきても
全く感じない人でしたら意識していても何でもない日常になってしまいます。
なので、引き寄せの法則を実行したいのであれば普段気付かないような
ことも気付けるようになりましょう。
科学的根拠はない
ここははっきりと申し上げますが科学的根拠などの裏付けされた証拠はありません。
よく引き寄せの法則関連の本に思考は波動を持っているや
思考している原子物質などありえないものを科学的根拠と言っています。
しかし実際に証明されているものではなく、あたかも事実のように語っているだけですので気にしなくていいです。
引き寄せの法則を支える心理学
先ほど科学的根拠はないと断言しましたが、ではなぜこのような法則が広く出回ったのかは心理学などが関係しています。
主に
・プラシーボ効果
・カラーバス効果
などが関係していると考えられます。
ではこの二つはどのようなものかというと
プラシーボ効果は患者に薬理学的には全効果のない薬(ラテン語で偽薬)を与え有効な効果
が出た際にできた言葉。
実際の病気に対して効果がないのは明白なのですが
この心理的な効果が有効な例は30~40%にまでいたり、副作用まで出るほど強いものとなっています。
これほどまでに人間の思い込みという力は強く、思い込みが与える身体的、精神的効果は非常に高いものなっています。
引き寄せの法則も思い込みによる部分が強くプラシーボ効果が一役買っているのは間違いありません。
次にカラーバス効果とは一つのことに意識を集中することで、それに関する情報が無意識に自分のもとに集まってくることです。
例えば、
赤を強く意識して周囲を見渡すと、赤色のものが目に飛び込みやすくなり、同様に青を意識して周囲を見渡すと青が目に飛び込みやすくなります。
このようにある一転のことを強く意識していると無意識のうちに、その情報を集めているのがカラーバス効果です。
似たような効果にカクテルパーティ効果というのもありますね。
まとめ
引き寄せの法則とはつまり思い込みの強さではないかと私は思います。
イメージトレーニング等もそうですが強く成功を思うことによって、思考が現実化していきます。
ですので、引き寄せの法則は思い込みの強さを証明したもので、魔法のような方法ではないです。
しかし引き寄せの法則を意識して生活をしていると徐々に効果は表れてきますので
実践する価値は大いにあります。
なので、盲信はせず自分の考えを持ったうえで実践をしてみてください。