内職の副業についてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも内職ってどんな仕事?」
「内職と在宅ワークの違いは?」
「内職はどれくらい稼ぐことができるの?」
昔から副業として知られている内職ですが、副業の種類が増えている現在でも稼ぐことはできるのでしょうか?
また、そもそも内職と在宅ワークの違いを理解していないという方やどのくらい稼ぐことができるのかを知らないという方も多いと思います。
そこで本記事では、内職を副業にするときに知っておきたい仕事内容や在宅ワークとの違い、稼ぐことのできる金額について解説していきます。
内職の仕事内容は?
内職は、企業などから業務を請け負い、梱包や商品組み立てなどの簡単な作業を自宅でおこなう仕事になります。
基本的に内職の仕事内容は工場で行われているような簡単な軽作業になるため、スキルがなくてもおこなえる作業内容ですが、中には専門的な機械を使用した作業や慣れていないと難しい作業が含まれていることもあります。
とはいえ、ほとんどの仕事が軽作業となり出勤の必要性もないため、シニア世代や子育て中の主婦の方にも人気のある副業です。
内職の具体的な作業内容
内職の具体的な作業内容は下記の6つです。
・シール貼り
・値札付け
・袋詰め
・カプセル詰め
・商品組み立て
・裁縫
それぞれの作業内容について詳しく解説していきます。
尚、以下の内職求人に関しましては、求人ボックス、バイトル、タウンワーク、スタンバイ、Indeedなどで見つけることが出来ます。
内職の作業①:シール貼り
シール貼りは、商品にラベルや成分表、バーコードなどのシールを貼る作業です。
シールを貼るだけでの簡単な作業になりますが、ズレないように貼る必要があるため集中力が求められます。
また、小さなシールを貼る作業に関してはピンセットなどを使用する場合もあります。
内職の作業②:値札付け
値札付けは、商品に値札やラベルなどのシールを貼る作業です。
シールを貼ることに加えて、値札の印字ミスをチェックする作業が含まれる場合もあります。
内職の作業③:袋詰め
袋詰めは、お菓子や手帳、ネジなど、さまざまな商品の袋詰めをおこなう作業です。
袋詰めだけの場合もありますが、ラベル貼りや箱詰めなどの作業も合わせておこなう必要のある案件もあります。
内職の作業④:カプセル詰め
カプセル詰めは、ガチャガチャで使用されるカプセルの中に商品を詰める作業です。
商品と合わせて説明書を詰める必要があります。
また、商品やカプセルは比較的壊れやすい商品となりますので、丁寧に扱う必要があります。
内職の作業⑤:商品組み立て
商品組み立ては、文房具やアクセサリー、雑誌の付録などの商品を組み立てる作業です。
企業から指示されたとおりに組み立てるだけなので難しい作業はありませんが、内職の中では難しい部類の作業になります。
また、封筒や段ボール、三角くじなどの紙製品を組み立てる作業もあります。
内職の作業⑥:裁縫
裁縫は、ミシンではおこなうことの難しい細かい部分の裁縫を請け負う作業です。
主にボタンやファスナー、ハンカチなどの細かい部分の補正になり、完成後のイメージも共有されるため縫製に慣れている方であれば問題なくおこなうことができます。
内職と在宅ワークの違いは?
内職と在宅ワークを同じものと考えている方も多いですが、実は”はたらき方”に大きな違いがあります。
内職は、企業が軽作業を業務委託するという形式となるため、内職者としてはたらいている方は「労働者」に分類されますが、在宅ワーカーは仕事を発注するクライアントから仕事を請け負う形式になるため「個人事業主・フリーランス」に分類されるのです。
労働者と個人事業主の大きな違いとして挙げられるのが「最低賃金の有無」となっており、労働者には最低工賃や安全・衛生面など最低限の労働環境が保証される「家内労働法」が適用されるため最低賃金の保証がありますが、個人事業主やフリーランスには最低賃金の保証がありません。
内職と在宅ワークには、”在宅で仕事をする”という大きな共通点がありますが、雇用されているか否かという大きな違いもあります。
労働者と個人事業主のどちらの働き方が優れているということはありませんが、適用される法律が異なることから、ご自身がどのように働いてお金を稼ぎたいのかを明確にしておくことが大切です。
内職の副業はどれくらい稼ぐことができる?
内職の仕事の単価は非常に低く、1個を完成させたときに発生する報酬が1円に満たないことも多いため、時給換算にすると200円〜600円ほどと言われています。
ですので、パートタイムほどの時間を内職ではたらいたとしても月給は3万円〜5万円ほどになることが多いのです。
もちろん、難易度の高い内職の案件を受けていれば報酬も高くなりますが、一般的にはアルバイト・パートのほうが給料が良いため、アルバイト・パートができるのであればそちらを選択する、もしくは個人事業主として内職ではない副業をおこなうほうが稼ぐことができます。
内職はどのような人に向いているの?
「給料の低い内職をわざわざ選ぶメリットはあるの?」と思う方も多いと思いますが、実は内職は子育て中の主婦の方にピッタリな仕事内容になります。
というのも、内職は自分で仕事の量を増減することができるため、子どもが体調を崩しているときなどのトラブルが起こったときは仕事の量を減らすこともできますし、世帯収入を考えたときにメリットのある金額までに稼ぐ金額を抑えることも簡単にできるのからです。
このように時間にも税金関係にも融通を効かせることができるのは、完全出来高制である内職ならではのことですので、子育て中の主婦の方に人気があります。
このようなことから、内職に向いているのは、給料面よりも時間の融通や仕事量の調整がしやすいことを重要視している主婦の方ということになります。
内職詐欺・インチキ内職には要注意!
内職の仕事を探すときには「内職詐欺」「インチキ内職」には注意する必要があります。
「内職詐欺」「インチキ内職」とは、高収入を謳った内職案件を募集して、仕事をするために高額な講習会に参加させられたり、専用の機器などを購入させられた結果、高収入を得られないという内職を利用した詐欺行為です。
このような「内職詐欺」「インチキ内職」は、「内職だけで月50万円稼げる」のような甘い言葉で求人募集をして、「内職をするためにはこの商品を購入する必要がある」「このセミナーに参加するだけで月50万円です」などのように高額商品の購入に誘導されてしまいます。
当然、商品を購入してもセミナーに参加しても内職で高額な報酬を得ることはできませんので、このような甘い言葉に騙されないことが大切です。
そもそも内職は基本的に高収入は見込めませんので、専門的な知識を一切必要とせずに誰でも高収入が得られるような内職案件は「内職詐欺」「インチキ内職」を疑いましょう。
まとめ
本記事では、内職を副業にするときに知っておきたい仕事内容や在宅ワークとの違い、稼ぐことのできる金額について解説していきました。
内職はスキルがなくてもおこなうことのできる仕事内容ですが、副業としては優れていないため、どうしても自宅から出れないという方や単純作業しか仕事ができないという方以外にはオススメできません。
ぜひ本記事を参考にして内職についてチェックしてみて、ほかの副業の内容やパート・アルバイトと比較して、よりよい副業内容を探してみてください。