「07012289353」から「どれくらい光熱費が削減できるか」という音声ガイダンスの電話がかかってきたけど…

  • URLをコピーしました!
目次

「07012289353」から「どれくらい光熱費が削減できるか」という音声ガイダンスの電話がかかってきた

先日私の携帯に「07012289353」という番号から電話がかかってきました。

見知らぬ番号には一切出ないと決めている私は、当然ながらこの電話にも出なかったわけですが

この後留守番電話が入っていることに気付きました。

その内容というのが

「どれくらい光熱費が削減できるかの診断精査を行なっております。1分ほどの音声質問にご協力をお願いします。なお、音声の途中でもご回答いただけます。音声を聞きなおしたい場合は0を押してください。それでは現在のお住まいについてお尋ねします。持ち家の一戸建てにお住いの方は電話機の1を、賃貸住宅の方は2を、それ以外の方は3を押してください。」

どこの業者だかわからないこの電話の音声ガイダンスに従う必要はあるでしょうか?

どれくらい光熱費が削減できるかって?物凄く大きなお世話ですよね!!

ほんとに舐めやがって!って感じです(笑)。

私は普段、どこぞの誰かわからんところからかかってきた電話番号は、一旦とらずにネットで検索をかけて調べるのですが、この07012289353は調べても全く出てきませんでした。

怪しい業者からかもしれません。

そういえば、以前は会社によく「電気料金が安くなります」といった電話が頻繁にかかってきていました。電力自由化の前は、「電気代が安くなる」と称して、実際には不要な電気工事をすすめ、高額な工事費を請求するような悪質な詐欺も横行していました。自由化が始まってからは、販売インセンティブを狙った営業電話が主流になっています。

ああいった電話は、結局のところ相手側に利益があるからこそかけてくるのであって、こちらに得があるから案内されているわけではありません。彼らにとっては契約を取ることが最優先で、その後のことなど関心がないのが実情でしょう。

今回の電話も、もしかすると同じような手口の一つかもしれません。

音声ガイダンスに従わせ、自然な流れで個人情報を引き出そうとする意図が透けて見えるように感じます。

そもそも、初対面の相手に対して、第一声で自分の名前すら名乗らないというのは、非常識にもほどがあります。

こうした手口は、疑うことを知らない善良な人たちから個人情報を引き出し、リスト化して利用することを目的としているのでしょう。話の内容に少しでも不自然さや違和感を覚えたら、即座に警戒するべきです。

こうした電話への対処法

  1. 相手の情報を必ず確認する
     まず、電話をかけてきた相手に対して、「会社名」「担当者名」「電話番号」「用件」をきちんと尋ねましょう。それすら答えられないようであれば、すぐに通話を終了すべきです。
  2. 即答・即決は絶対にしない
     「今だけ安くなります」「今日中に手続きが必要です」などと急がせる手口には要注意。冷静な判断をするためにも、必ず一度電話を切り、家族や職場の同僚と相談する時間を持つことが大切です。
  3. 「折り返します」と伝えて相手を試す
     信頼できる企業であれば、こちらからの折り返しにも快く対応してくれるはずです。逆に折り返しを渋ったり、連絡先を教えたがらない場合は、詐欺の可能性が高いと見て良いでしょう。
  4. 録音機能を活用する
     スマートフォンの録音アプリやビジネス用電話機の録音機能を活用して、会話を保存しておくと、万が一トラブルになった際の証拠として役立ちます。
  5. 不審に思ったらすぐ消費者センターへ相談
     迷ったら、一人で抱え込まず、消費生活センター(188)などの公的機関へ相談しましょう。事例の蓄積もされているため、迅速で的確なアドバイスが得られます。

詐欺対策の心構え

「相手の善意」を前提にしない
 つい「相手も仕事なんだろう」「悪い人ではなさそう」と思ってしまいがちですが、詐欺師は人の善意につけ込んでくるもの。常に「これは本当に正当な話か?」と自問自答しましょう。

「うまい話には裏がある」と肝に銘じる
 「誰でも簡単に」「無料でお得に」などの言葉は、詐欺の常套句です。得をする話ほど、まずは疑ってかかる姿勢が大切です。

感情よりも論理で判断するクセをつける
 不安・焦り・期待など、感情を揺さぶって冷静な判断力を奪うのが詐欺の手口。電話中に少しでも不安を感じたら、一度深呼吸して冷静になることが必要です。

「知らない番号には出ない」も一つの防衛策
 非通知や見知らぬ番号からの着信には、無理に出る必要はありません。必要な相手であれば、留守電や再度の着信でわかるはずです。

まとめ|“音声ガイダンス”の裏には意図がある

「〇〇が安くなる」等という音声ガイダンスや営業の電話は、一見親切に見えても、その多くは“相手の利益”のためにかけられているものであり、こちらに本当のメリットがあるとは限りません。

個人情報を守り、不当な契約や詐欺から身を守るためには、「疑ってかかる勇気」と「情報を冷静に見極める力」が必要不可欠です。

今後こうした電話がかかってきたときは、ぜひ今回の内容を思い出してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次