フリーメイソンの儀礼の内容とは!?秘密を破れば凄惨な死が待っている!?ヒラム・アビフの「死と再生の儀式」とは?

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”世界建設者の名にかけて、秘密を守るべきことを誓います”

”もしも守らなかったときは、どんな刑罰でも甘んじて享けます”

”この舌を、真っ赤に焼けた鉄の棒で焼かれても構いません”

”手を切られても構いません、舌を抜き取られても構いません、咽頭をつききられても構いません”

”見せしめに身体を逆さに吊るして、殺して、焼いて、灰にしてそれを空中から撒かれても構いません”

 

これらはフリーメイソン最下位から2つめの位階マスターの宣誓なのだそうです。

 

事実か事実でないかはさておき、今回は参考書籍「北条清一著 思想戦と国際秘密結社」をもとに、陰謀論の代表格である「フリーメイソン」の儀式について書きたいと思います。(書籍の内容を所々引用させていただきます)

目次

フリーメイソンの儀式について

フリーメイソンの大まかな儀式については過去記事にも一応載せています。

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ではここから儀式の、より細かな状況について書いていきたいと思います。

新入結社員の宣誓

会堂の壁は、青、赤、黄の壁紙が貼られ、床にはメイソンの美しい絨毯が敷かれている。

部屋の奥には議長、支部長、委員長の座席があり、その後ろには天蓋付きの祭壇があり、

天蓋の先端には金色の「一つの眼」が飾り付けてあり、凄みを帯びた光を放つ。

 

部屋の周囲には赤、青、黄の槍旗が立てられており、片隅にはドラが吊るされていて、

祭壇の上には3つの枝のある燭台、磨きすました一振りの剣、木槌が1つ置かれている。

書記と説教役がそれぞれ定めの卓子に着席し、1人の鑑定者、1人の門番、数人の検分役がいる。

 

検分役と鑑定者と門番は、ほかの役員と一見してわかるように特別の徽章(きしょう)を付けている。

 

儀式に参列する結社員はフリーメイソンの独特の服装で前掛けをかけ、胸に十字違いになるように飾紐、肩章をつける。

 

蝋燭の火がきらめく薄暗い部屋に、黒地に白く染めた髑髏、重々しさと怪奇、息詰まるような魔力によって人間の感覚を狂わせ、理性と批判を奪い去る。

 

このような中で、新入結社員の入社の宣誓が行われるといいます。

誓いの言葉【秘密を破ると・・・】

”わたくしめは、わたくしの発意で、宇宙の大いなる建築者及び尊敬すべき列席のマソンの諸彦(しょげん)の前で、厳粛な誠心をもって、わたくしめに示されました。フラン・マソンの秘密を堅く守って漏らすことなく、また、それらについて書き、描き、刻みすることのないことを誓います。

もしもこの誓いに反しましたならば、喉元をかき切られ、舌を抜かれ、海の砂に埋められ、満ちてきた潮がわたくしめを永遠の忘却へ拉し去ろうとも、それは、覚悟の上であります。

万が一この誓いを破りました場合は、心臓を抉り出され、五体は焼かれ、わたくしめは、死灰(しかい)が風に吹き散らされようとも、また、わたくしめの存在が、マソン諸彦の脳裏から消えるとも、なんら異存はありません”

※諸彦(しょげん)とは多くの優れた人、主に男性をさす

こうした宣誓が不気味な鬼気迫る部屋の中で行われるといいます。

 

メイソン結社員となってしまったら最後、結社の秘密は死んでも守らなければならず、逃げだしはしないかと警戒、監視の眼にさらされます。また、命令には絶対服従が掟で、同じ位階、もしくは上の階位から与えられた命令に反対することは絶対にできません。その命令がどんなに無謀、不合理なものであっても、黙々と服従しなければなりません。この服従の精神は、「国家的結合」よりも、ある場合には強いのです。

上級の位階への「昇級試験」とは?

国際政経学会調査部(翻訳)J・トールマンタン著『マソン結社の組織と秘密』(1939年出版)には次の記述があるそうです。長いのである程度割愛いたします。

まず、ひやっとするような瞑想室に連れていかれ、一人の男が現れていきなり目隠しをされます。声を立てる間もないほどの瞬間です。

「こちらへ…」という声とともに手をひかれ、応接間へ連れていかれます。衣服を胸がみえるまで広げられ、ズボンは膝までまくり上げられます。

靴は脱がされてスリッパをはかされ、脱いだ靴は手に持ち懐中の金は財布ごと取り上げられます。

 

目隠しして靴を片手に胸と膝を丸出しにされた状態を想像してみてください。こうした行為が喧々諤々たる騒音の中で行われるのです。

これだけのことが終わると旅行を象徴する行為を3度、或いはそれに似せたことをやらせます。

 

それが済むと、今度は恐ろしい内容の宣誓、誓約をさせられメイソン特有の合言葉と合図を伝授されて、ここに初めて昇級試験に合格して第一級位「アプランティ」の名称が授けられます。

更に続くオカルトだらけの昇級試験

「アプランティ」級志願者は、目隠しされ、廊下をあちこち何百回もヘトヘトになるまで引き廻され、それから建物の最上階まで昇らされ、試問に対して答えます。

その後、今度は両足を縛められて、長いロープの一端でしっかりと胴体を縛られたうえ、滑車で高いところから釣り降ろされのです。ロープで縛られた体は、スルスルと地価の井戸の近くまで70m位降ろされます。

井戸の水面とぴしゃぴしゃのところに格子が嵌めてあって、志願者の両足がもう少しで格子につくスレスレのところまで降ろされます。

志願者の足には数枚の橄欖の葉が結びつけられてあります。水面の格子の上には数匹の兎を置いておきます。高い高い上の方から1本のロープで縛められて降りてきた「怪しい物」を見上げて、兎たちはそれが何だろう?とピョンピョン飛びつきます。

目隠しをされ、体を縛められて、冷たい雫のポタポタ落ちる古井戸の中で、足になんともいえないものが飛びつくので、大概の気の弱い物は気絶してしまいます。

メイソンはこうしたことをやって、正しい心の者を魔術によって「ユダヤ化」してしまうのです。

フリーメイソン33階位の名称

第一階位から第三階位までは「徒弟」「職人」「親方」と呼ばれるそうですが、第四階位からは殆ど意味不明な名称がつけられています。

  • 第四階位「秘密なる親方」
  • 第五階位「完全なる親方」
  • 第六階位「秘密の秘書」
  • 第七階位「裁判長」
  • 第八階位「建築場管理者」
  • 第九階位「選り抜かれた九の親方」
  • 第十階位「選り抜かれた十の親方」
  • 第十一階位「選抜された崇高な騎士」
  • 第十二階位「建築の大棟梁」
  • 第十三階位「王者の穹窿の親方」
  • 第十四階位「偉大なる被選抜者」

「秘密なる親方」と「王者の穹窿の親方」の2つだけ、完全な儀礼をおこないますが、そのほかの階位に対しては儀礼抜きで合図や合図語、手の握り方を伝授するとのことです。

第十五階位~「バラ十字団」

「第十五階位」~「第十八階位」までを「バラ十字団」と称し、仕事場を「僧会ロッジ」と呼ぶそうです。

  • 第十五階位「剣の騎士」
  • 第十六階位「エルーザムの王子」
  • 第十七階位「東西騎士」
  • 第十八階位「バラ十字騎士」

最早親方どこいった?いよいよ何になりたいんだ?といった感じですが、僧会ロッジの儀礼は十字軍時代を象徴化したもののようです。仕事場は行動ロッジとして存在し、作業は専ら文化政策的なもので、メイソン結社の意図、及び目標について、大衆を啓蒙するための大集会の開催をどうすべきか、などのことが多く取り上げられるそうです。

第十九階位~「高等法院」

第十九階位~第三十階位までの仕事場は「高等法院」と呼ばれています。この命名はアテネにあった古代ギリシャの法廷にならってされたものであるといいます。

  • 第十九階位「大主教」
  • 第二十階位「一切の象徴主義ロッジの大棟梁」
  • 第二十一階位「ノアの後裔」または「プロシヤの騎士」
  • 第二十二階位「王者の斧の騎士」
  • 第二十三階位「幕屋の長」
  • 第二十四階位「幕屋の王子」
  • 第二十五階位「青銅蛇の騎士」
  • 第二十六階位「恩寵の王子」
  • 第二十七階位「神殿騎士の司令官」
  • 第二十八階位「太陽の騎士」
  • 第二十九階位「聖アンドレアスの大スコットランド人」
  • 第三十階位「カドシュ騎士」

騎士になったり、王子になったり、スコットランド人になったり…結局なんでも良いんじゃないか?という感じで、もう懐かしい親方へと戻ることはないでしょう…

第三十一階位~第三十三階位「長老会」「最高会議」「最高評議会」

第三十一階位と三十二階位の職場は「長老会」と呼ばれ、第三十三階位の職場は「最高会議」と呼ばれています。そして最高の三十三階位に達したものには職標として「金の指環」が与えられます。三十一階位以上は殆ど昇級についての儀礼が無く、ひっくるめて「行政階位」とも呼ばれるそうです。

第三十三階位の「最高会議」の上にはさらに上には「最高評議会」という三十三階位から最後の選抜によって選ばれた幹部たちで構成された階級があるようです。

その「最高評議会」というのは、一国の結社の指導や行政の中心機関をなすとあります。それゆえ、第三十三階位の結社員全部が結社の最高指導機関の一員となるのではなくて「最高評議会」の階位のに選ばれた結社員だけが、指導機関の一員として、最高の枢機に参画するという。

つまり、「最高評議会」は第三十三階位のさらにもう一つ上にある、「第三十四階位」ともいうべきものと解して良いのです。

「最高評議会」は字の如く、最高且つ最後の審級であることから、第一階位から三十三階位までのあらゆる結社員が、「最高評議会」の決定に基づく指導、命令に絶対に服従の義務を負わされているというのです。

ルーズベルトやチャーチルなど一国の代表でさえも、メイソン結社員として、この「最高評議会」の命令によって進退しなければならないのです。

 

絶対の機能をもつこの「最高評議会」は、およそ33名の委員をもつことしか許されないといいます。その最高評議会の議長は「全能独裁大指令」と呼ばれ、この大指令の下に、一名の代理者と結社外部関係の事務を取り扱うところの「総書記長」と結社内部関係の事務を取り扱うところの「大宰相」という役があります。

そのほかに「大講演係」「大尚書」「両大監督」「大主計頭」等の約が置かれています。

親方の儀礼:ヒラム・アビフ【死と再生の儀式】

画像引用 GetNaviweb 「【ムー秘密結社の伝説】ソロモン神殿とフリーメーソン その神話と起源とは?」

フリーメイソンの「親方」への昇級儀式には、一度死んで復活するという「死と再生の儀式」と呼ばれるものがあります。これはソロモン神殿建造を親方として指揮したとされる「マスター・メイソン」の「ヒラム・アビフ」という人物が弟子に殺された後に、「獅子の爪」と呼ばれる特殊な握手法によって彼を引き起こすと復活したという伝説が元になっています。

儀式の流れ

儀式は、次のように行われます。

 

会堂長は昇格者の胸をめがけて一撃を加えます。

続いて、「ヒラムは鎚で遂に死んだ」というくだりとなると、会堂長の象徴である鎚で、昇格者の眉間を軽く打ちます

この時、昇格者の後ろから数本の腕が昇格者をねじ倒して、柩の中に押し込めます。

柩は蓋がされ、黒い布で覆われます。

 

こうして昇級者はヒラムの殺戮を意味する死を象徴的に味わうのです。

柩を取り囲んだ円陣が解かれ、会堂長を先頭に、柩をとりまく会員の周囲を三度巡歴します。

それが終わると、「準備係の親方」二人の監督が死骸(昇級者)へ歩み寄り、黒い布は柩から除かれます。

ここが、ヒラムの死骸が発見されたところを意味しています。

 

「準備係の親方」二人が死骸を持ち上げようとするが、持ち上がらない。

すると、会堂長が「余が会堂長の資格において、死骸を見るであろう」と宣言します。

そして死骸を引き起こし、新たな合図語とともに会堂長は柩の中の昇級者を呼び覚ますのです。

 

ヒラムは、彼が新たな結社員という子孫の中に生き続けることにより、象徴的に再び蘇るということになるのです。つまり、彼の息子の心の中に生きているということになるわけです。それ故に、親方位階のフリーメイソン結社員は「ヒラムの寡婦の息子」と名乗るようです。

 

柩をめぐる所作が終わると、新しい親方の合図語、識別合図、手の握り方をすべての昇級者に伝授されます。

 

ヒラム・アビフについてはTOLAND VLOGさんのyoutube動画が非常に分かり易く、滅茶苦茶面白くて引き込まれます!おススメです!

ヒラム・アビフに関して参考にさせていただいたサイト

Wiki3(うぃきさん)
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まとめ

儀式の内容について本当かどうかは確かめようがないためわかりません。ただ、ロッジによって違うとも本書では書かれておりますし、今と100年ほど昔では儀式の内容が違っているかもしれません。

 

メイソンが秘密厳守なのは間違いないですが、その掟を破ってしまったら一体どうなってしまうのでしょうか?

昔「モルガン事件」という有名な事件ありました。ウィリアム・モルガンとデイヴィッド・シー・ミラーという2人の男が、フリーメイソンの内幕、教義、儀礼、象徴、識別の合図などを暴露した本を出版しようとし、その後誘拐、監禁され、殺されたと。彼は13階位のロッジ「王者の穹窿」にて、9つの高いアーチによって支えられた地下の穹窿の中に突き落とされて死んだ、とされていました。

モルガンが失踪したことで、本は出版されず、読者の手には渡りませんでした。その後モルガンは殺された、と世間では信じられていたようですが、その騒ぎがあった数年後に彼は姿を現したんだとか。メイソン結社員たちも彼が殺された説を否定していたそうです。

一応フリーメイソンは友愛団体とされ、どう見ても陰謀を企てているようには見えません。あの高須院長もメンバーですし、そうやって私は結社員ですと名乗る方々もいらっしゃいますよね。ただ、頂点にはあのロスチャイルドらがいて、フリーメイソンのトップは「イルミナティ」なんて噂もあります。ロスチャイルドの歴代当主も実際に結社員だったことがわかっています。

 

今回参考にさせていただいた書籍「思想戦と国際秘密結社」は戦時中の1942年に出版された書物です。戦後はGHQによって焚書にされたようですが、最近復刻して誰でも読めるようになっています。昔の書物にしては、多少難しい表現はありつつも現代的といいますか、とても読みやすく、フリーメイソンのほかにも、ユダヤ問題、諜報組織、思想戦と、読み応えのある1冊でした。内容的にも焚書にされたのが理解できると思います。

 

 

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