24日にメカトロテックジャパン2025(MECT2025)へ行ってきました。

今回は、2年前の前回よりも出店数が増えており、「かなり混雑するのでは?」と事前にいわれていました。実際その予想は的中し、高速道路の出口付近からすでに渋滞が始まり、駐車場にたどり着くまでに時間がかかるほど、多くの来場者でにぎわっていました。
工具中心の第二展示館➡工作機械とCADCAM中心の第一展示館➡測定器具中心の第三展示館の順で見学しました。
まず最初に立ち寄ったタンガロイのブースでは、アンケートに回答すると希望の「ADD Do Feed」ホルダーとチップがもらえるとの案内があり、「まさか本当に?」と思いながらスマホでアンケートに答えてみたところ、なんと本当にサンプルとして「ADD Do Feed」シリーズの工具をいただくことができました。
私が希望したのはφ10のLONGバージョンです。



「ADD Do Feed」は小径工具での荒取り、つまりφ8~φ12のエンドミルでやっていた荒取りをチップ式でやってしまおう的なコンセプトの工具のようで、最小径はφ8からあります。
弊社でもDoFeedのφ20やφ25をかなり前から使用しておりますが、正直なところチップの耐久性はOSGやMOLDINOよりも優れており、現在でも最も使用頻度の高い荒取り用工具となっています。
工具のほかにも、キーホルダーや「超硬バー」にかけた「チョコバー」(お菓子)もいただきました(笑)
ちなみに今回サンプルで頂けた工具は普通に買うと¥20,000ほどするようです。
次はいつもお世話になっているCADCAMメーカーのもとへ行き、そのあとMAKINOやDMGMORIにいってきました。
DMG MORIでは、今後搭載予定の対話式ソフトの新機能や、CAMへのAI導入に関するレクチャーを受けました。AIに関してはまだ発展途上の機能ではありますが、今後の進化が非常に期待される内容でした。現在のところ、世界で最もユーザー数が多いMASTERCAM向けのサービスに限定されていますが、将来的には他のCAMソフトにも順次対応が広がっていくのではないかと思われます。
となりますと、やはり現在、各工作機械メーカーがこぞって人材不足解消のために自動化・省人化システムを打ち出していますが、そこにAIを搭載したCAMが加わることで、さらに強力な相乗効果を生み出す可能性があると感じます。従来の自動化では対応しきれなかった「判断」や「最適化」の領域にもAIが踏み込み、真に自律的な生産システムが構築されていくのではないでしょうか。人間の仕事は最終的なチェックと段取りのみという。
このあと昼食をとり、第三展示館をひととおり見て回ったあと、帰路につきました。
今回は平日ではありましたが、いつもより人が多かったですね。帰りも駐車場から出るのに結構時間がかかりました。
しかし実際ロボット等の自動化を目指すには桁違いのお金が必要で、弊社では導入がどうしようもないくらい厳しいです。
社員数5人以下でも1億円の補助金が出ればってところ。

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