今回はキャップボルトのタップの下穴や座繰りの寸法についてまとめてみたいと思います。
種類は一般的によく金型で使われるものに限定しています。
目次
キャップボルトのタップ下穴寸法
メートルねじ | ねじピッチ | 下穴径 |
M3 | x0.5 | 2.6mm |
M4 | x0.7 | 3.4mm |
M5 | x0.8 | 4.3mm |
M6 | x1.0 | 5.2mm |
M8 | x1.25 | 6.8mm |
M10 | x1.5 | 8.8mm |
M12 | x1.75 | 10.5mm |
M14 | x2.0 | 12.5mm |
M16 | x2.0 | 14mm |
M20 | x2.5 | 17.5mm |
M24 | x3.0 | 21mm |
M30 | x3.5 | 27mm |
メーカーの公表している寸法と比べて若干大きいですが、これぐらいでやったほうが正直安全ですし、
影響もありません。
因みに上記の条件はS45C、S50C、PXA30、HPM1、NAK55に最適です。
鉄でもCENA1や銅などの非鉄金属系では同じ工具を使用した場合は
上記の条件でもワークに食いついてタップが折れる可能性が極めて高いので注意です。
キャップボルトの座繰り寸法
メートルねじ | 座繰り深さ |
M3 | 4mm |
M4 | 5mm |
M5 | 6mm |
M6 | 7mm |
M8 | 9mm |
M10 | 11mm |
M12 | 13mm |
M14 | 15mm |
M16 | 17mm |
M20 | 21mm |
キャップボルトの座繰りは基本直径+1mm深いと覚えておけばOKです。(単純…)
冷却穴(水穴)用管用テーパねじ
管用テーパねじ | 下穴径 |
1/8 | 8.2mm |
1/4 | 11mm |
他にも種類はあるのですが、金型で使われるのは主に上記2種類かと思います。
ということで、キャップボルトと水穴のタップの下穴とザグリの深さについてまとめてみました。
尚、今回の条件はあくまでS50CやHPM1、PX5(PXA30)を対象としたもので
すべての鋼材、非鉄金属に当てはまるものではありません。
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