- 2021年4月13日
ランナーの形状について ランナーは丸型が良い?それとも台形?
射出成型金型のランナーの形状には大まかに2種類の形状があり、丸型と台形があります。 👆のような感じで、丸型は固定と可動両方に半円づつ加工し、 台形は可動にのみ、側面に排出しやすくするために勾配をつけて加工します。 ランナーは丸型と台形どちらが良いか? 台形のほうが固定側に加工しなくて […]
射出成型金型のランナーの形状には大まかに2種類の形状があり、丸型と台形があります。 👆のような感じで、丸型は固定と可動両方に半円づつ加工し、 台形は可動にのみ、側面に排出しやすくするために勾配をつけて加工します。 ランナーは丸型と台形どちらが良いか? 台形のほうが固定側に加工しなくて […]
今回は成形不良の状態とその原因について 簡単にまとめてみたいと思います。 成形不良の状態と原因 ある不良状態に対して「成型機」「金型」「成型材料」の順に 原因をまとめて挙げていきたいと思います。 今回第一回目は、充填不良、バリ、ヒケ、ウェルドライン、表面の光沢不良、くもりについて。 充填不良の状態 […]
ネジ付きのモーター抜き製品と言えば、金型メーカーがやりたがらない仕事の一つです。 理由としてはまず金型構造が複雑になり加工工程が増える、 金型が完成した後も樹脂の種類や肉厚の関係などから真円が出ない、 寸法は公差内なのにネジゲージの入り具合が微妙など、なにかと微調整に時間がかかる ところなどが理由と […]
モールドベースの基準といえば、メーカーが指定している 「基準面」を基準にします。 これは固定側、可動側すべて共通の角の部分となっており、ここからガイドピン等の寸法が 振り分けられています。 ですが、金型設計、機械加工の際は通常この基準面をX0、Y0とはせず、 モールドベースの中心もしくは 金型設計時 […]
製品の形状や金型の大きさによってはインローの構造がまるで意味をなさない場合があります。 一見正しいと思われる構造でもインローになっていない構造とはいったいどういうものなのでしょうか? ということで今回はそのインローになっているようでなっていないNG例を1つ挙げてみたいと思います。 こんなインローは意 […]
まれに修理にくる金型に 固定と可動のモールドベースの合わせが0の高さ(つまりモールドベース全面当たり)で 合わせてあるのがあります。 最初は良いのかもしれませんが・・・ 後々不良品を出す原因となってしまうので実はよくありません。 今回は例を出して、なぜダメなのかとその改善方法を書いてみたいと思います […]
通常のコアの離型対策としては、抜き勾配を付けたり抜ける方向にひたすら磨く、 というものですが、エラストマーの金型では逆効果になってしまいます。 磨けば磨くほど金型に張り付いて取れなくなってしまうんですよね。 今回はエラストマー型の離型を良くするには?について触れてみたいと思います。 エ […]
今回はモールドベースにポケット穴加工する際のコーナーのニガシ処理について 触れてみたいと思います。 キャビ・コアの4コーナー処理について コーナー部の逃がし処理には主に2種類あり、 一つはモールドベース側のほうのRを小さく、入れ子側のRを大きくする方法。 それがこちら↓ […]
製品部が平面の場合はエジェクタピンがどれだけ回転しようが 製品の形状は変わりませんが、 斜面形状や曲面形状であった場合はそうはいきません。 例えば斜面、曲面形状の場合にエジェクタピンが回ってしまうことで以下の問題が発生します。 形状の変形(肉厚の変動) 勾配等の強い場合キ […]
エジェクタ側からの傾斜スライドってスライド作成からベース加工まで とても面倒で調整も難しいイメージがあると思います。 今回はそんな傾斜スライドを極力簡単な加工で調整まで楽にできる方法を一つ書いてみたいと思います。 エジェクタ側からの傾斜スライド 代表的なのがエジェクタプレートを押し出す […]