金型製作– category –
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金型製作
キャビティ側面とコア側面の干渉防止についての金型設計の注意点
金型のPLによっては キャビ側面がコア側モールドベースに突っ込む仕様となるときがあると思います。 今回はそのようなケースで気を付けるべきことを中心に書いていきたいと思います。 キャビティ側面がコア側面に干渉するケース まずは今回用意した... -
金型製作
L字パイプの設計と金型の注意点
弊社では水回り関係の金型も多く製作しているのですが、 頂いた図面を一目見て、「あ、ここは抜けませんよ(金型製作できませんよ)」と指摘するときがあります。 そこで今回はその1例として L字パイプの製品設計と金型構造について書いてみたいと思いま... -
金型製作
リブ加工の効果的な切削方法3 スケッチ上を走る効率的なリブ加工
前々回、前回に引き続き、 今回も効果的なリブ加工方法について書きたいと思います。 リブ加工の効果的な切削方法1 アプローチは何もないところから リブ加工の効果的な切削方法2 アプローチがなければ作って対処! 今回は段差がそれぞれ違うワークの... -
金型製作
リブ加工の効果的な切削方法2 アプローチがなければ作って対処!
前回の続きです。 https://meigikanagata.com/ribu1/ 前回はリブ加工のアプローチをなにもないところから入れば 工具の負荷を最小限に抑えることができ、通常のBALLで十分にリブの加工が可能だということを 書きました。 今回は何もない外側からアプローチ... -
金型製作
【金属加工】リブ加工の効果的な切削方法1 アプローチは何もないところから
リブ加工って皆さんどうされていますか? 恐らく小径工具である程度とったあと、放電加工で仕上げる、もしくは最初から放電加工というパターンが多いのではないでしょうか? ただし、放電加工にはまず電極の作成が必要であり、そのプロセスでさえか... -
金型製作
射出成型金型で抜き勾配の影響でパーティングラインに段差が出来てしまう例
射出成型金型には製品を取り出すために キャビ、コアともに必ず抜き勾配というものが必要になります。 一般的には0.5°~1°が多いですが、シボ面になると最低5°必要なものもあり、製品によって様々なのですが、パーティングラインの基準をどこにするかに... -
金型製作
金型でインローを必ずつけるべき形状(製品)とは?
以前インローの構造、意味、役割についてなどを書きました。 https://meigikanagata.com/inro1/ インローは便利な構造ではあるのですが、 とにかくどんな金型にもがあれば良い!(あったほうが良い)というわけではなく、 当然ながら必要のない金型も沢山... -
金型製作
射出成型金型の設計のためになる初心者から経験者にもおススメ出来る書籍をご紹介
金型製作のもっとも重要なところはなんといっても設計です。 こればかりは製品によってさまざまで、こういう製品はこういう設計でOKなんて いうものはあまり無く、経験がものをいうところでもあります。 弊社でも 毎回新しい金型を作るたびに勉強になるこ... -
金型製作
エジェクタピンとスライドを併用した場合にスベリが原因で不良品が出るときの対処法
エジェクタにスライドとピンの両方を使うのはごくごく一般的な方法です。 しかし、スライドを付けたことで製品が定位置に保持されて押し出されないことによって 押し出される製品がスライド方向に移動してしまい、良品に繋がらない場合があります。 今回は... -
金型製作
射出成型金型のモールドベースには全プレートにアイボルト穴をあけておくべき!
他社の金型を修理する際に、弊社でしょっちゅう困ることがあります。 それは、 金型の各プレートにアイボルトの穴があいてないために 金型が非常にばらしにくいことです。 サイドゲートやサブマリンゲートの2プレート仕様ならまだしも、 ピ... -
金型製作
射出成型金型によるストリッパープレートによるエジェクタでの注意点
金型の一般的なエジェクタ方法にストリッパープレートを使う方法があります。 主に意匠面の関係でエジェクタピンを使用できない場合であったり、 製品が縦に長すぎてエジェクタピンを使用できない場合であったり、 内ネジの製品であったり...etcなど、さま... -
金型製作
金型のスライドの戻るタイミングを遅らせる方法と注意点
例えば、PL面が開くまえにストリッパープレートが アンギュラピンによってスライドに引っ張られて先に開いてしまうのを防ぎたい! A部分よりも先にB部分が開いてほしい!など スライドの開くタイミングを遅らせたい場合も金型によっては出てくることかと思...