- 2020年10月5日
やってはいけない!?インローのNG例
製品の形状や金型の大きさによってはインローの構造がまるで意味をなさない場合があります。 一見正しいと思われる構造でもインローになっていない構造とはいったいどういうものなのでしょうか? ということで今回はそのインローになっているようでなっていないNG例を1つ挙げてみたいと思います。 こんなインローは意 […]
製品の形状や金型の大きさによってはインローの構造がまるで意味をなさない場合があります。 一見正しいと思われる構造でもインローになっていない構造とはいったいどういうものなのでしょうか? ということで今回はそのインローになっているようでなっていないNG例を1つ挙げてみたいと思います。 こんなインローは意 […]
まれに修理にくる金型に 固定と可動のモールドベースの合わせが0の高さ(つまりモールドベース全面当たり)で 合わせてあるのがあります。 最初は良いのかもしれませんが・・・ 後々不良品を出す原因となってしまうので実はよくありません。 今回は例を出して、なぜダメなのかとその改善方法を書いてみたいと思います […]
カシリとは? 主に合わせ面に起こる現象で、主にインローやスライド摺動面に発生します。 例えばこんな感じです。 上の写真はインロー部のカシリ。 カシリの原因とは? カシリが発生する主な原因は、金型の摺動部と熱膨張によるものです。 金型スライドに有効なカシリ防止策1 Injection Mold Sli […]
金型のPLによっては キャビ側面がコア側モールドベースに突っ込む仕様となるときがあると思います。 今回はそのようなケースで気を付けるべきことを中心に書いていきたいと思います。 キャビティ側面がコア側面に干渉するケース まずは今回用意した下図をご覧ください。 キャビティ側面がコア側面に突 […]
弊社では水回り関係の金型も多く製作しているのですが、 頂いた図面を一目見て、「あ、ここは抜けませんよ(金型製作できませんよ)」と指摘するときがあります。 そこで今回はその1例として L字パイプの製品設計と金型構造について書いてみたいと思います。 L字パイプの製品設計におけ […]
射出成型金型には製品を取り出すために キャビ、コアともに必ず抜き勾配というものが必要になります。 一般的には0.5°~1°が多いですが、シボ面になると最低5°必要なものもあり、製品によって様々なのですが、パーティングラインの基準をどこにするかによって、抜き勾配の分だけどうしても製品に段差がついてしま […]
以前インローの構造、意味、役割についてなどを書きました。 金型のインローの構造、意味、役割について injection Molding インローは便利な構造ではあるのですが、 とにかくどんな金型にもがあれば良い!(あったほうが良い)というわけではなく、 当然ながら必要のない金型も沢山あります。 やる […]
金型修理における共通の問題点として、スライドのカシリが挙げられます。 主な原因は、成形時の温度上昇によって金型が膨張し、スライド摺動面に負荷がかかることで発生します。 このような状況は、初めは軽微な摩擦から始まり、エスカレートしてしまうと、最終的にはアンギュラピンが折れるほどの強固な食いつきが起こる […]
前回の続き 金型のインローの構造、意味、役割について injection Molding 今回は、スライドが縦長になっている場合の例を出したいと思います。 キャビ側にロッキングブロック、コア側にスライドという型構造です。 ロッキングブロックとインロー まずはこの製品から考 […]
金型のインローとは? 今回は金型のインローについてです。 インローというのはPL面や各種合わせ面でのズレ止めの意味で主に使われます。 例えばキャビ入れ子とコア入れ子にそれぞれ出っ張りと凹みをつくりお互いにテーパで合わせるといった感じですね。 簡単な構造でいえば次のような図になります。 インローのメリ […]