- 2020年9月13日
PL(パーティングライン)をモールドベース全面にするのはNG
まれに修理にくる金型に 固定と可動のモールドベースの合わせが0の高さ(つまりモールドベース全面当たり)で 合わせてあるのがあります。 最初は良いのかもしれませんが・・・ 後々不良品を出す原因となってしまうので実はよくありません。 今回は例を出して、なぜダメなのかとその改善方法を書いてみたいと思います […]
まれに修理にくる金型に 固定と可動のモールドベースの合わせが0の高さ(つまりモールドベース全面当たり)で 合わせてあるのがあります。 最初は良いのかもしれませんが・・・ 後々不良品を出す原因となってしまうので実はよくありません。 今回は例を出して、なぜダメなのかとその改善方法を書いてみたいと思います […]
今回はモールドベースにポケット穴加工する際のコーナーのニガシ処理について 触れてみたいと思います。 キャビ・コアの4コーナー処理について コーナー部の逃がし処理には主に2種類あり、 一つはモールドベース側のほうのRを小さく、入れ子側のRを大きくする方法。 それがこちら↓ […]
メーカーから渡される3Dモデルって大体勾配がついてないんです。 そりゃ勾配ありきで設計をしてないから当然といえば当然?なんですが、 勾配をつけることでデザインそのものや設計に不都合な出来事も起こりがちですよね。。。 関連記事としてこちらもどうぞ 射出成型金型で抜き勾配の影響でパーティン […]
射出成型金型には製品を取り出すために キャビ、コアともに必ず抜き勾配というものが必要になります。 一般的には0.5°~1°が多いですが、シボ面になると最低5°必要なものもあり、製品によって様々なのですが、パーティングラインの基準をどこにするかによって、抜き勾配の分だけどうしても製品に段差がついてしま […]
以前インローの構造、意味、役割についてなどを書きました。 金型のインローの構造、意味、役割について injection Molding インローは便利な構造ではあるのですが、 とにかくどんな金型にもがあれば良い!(あったほうが良い)というわけではなく、 当然ながら必要のない金型も沢山あります。 やる […]
金型の一般的なエジェクタ方法にストリッパープレートを使う方法があります。 主に意匠面の関係でエジェクタピンを使用できない場合であったり、 製品が縦に長すぎてエジェクタピンを使用できない場合であったり、 内ネジの製品であったり…etcなど、さまざまな場面で使用機会が出てくることがあります。 […]
例えば、PL面が開くまえにストリッパープレートが アンギュラピンによってスライドに引っ張られて先に開いてしまうのを防ぎたい! A部分よりも先にB部分が開いてほしい!など スライドの開くタイミングを遅らせたい場合も金型によっては出てくることかと思います。 そんなときの簡単な対処方法を、今回は書いてみた […]
金型修理のあるあるとしてスライドのカシリがあります。 最も一般的なのが、成形時の温度上昇による金型の膨張により スライド摺動面に負荷がかかることで起こってくるものです。 ちょっとしたこすれからエスカレートして、最終的にはアンギュラピンを 折ってしまうほど頑固な食いつきが起こったり、 途 […]
金型のインローとは? 今回は金型のインローについてです。 インローというのはPL面や各種合わせ面でのズレ止めの意味で主に使われます。 例えばキャビ入れ子とコア入れ子にそれぞれ出っ張りと 凹みをつくりお互いにテーパで合わせるといった感じですね。 簡単な構造でいえば次のような図になります。 インローのメ […]
金型のパーティングラインとは? PLと呼ばれるもので金型の分割ラインを表します。 ここからキャビティー(主に固定側)コア(主に可動側)に分けられて 最終的には金型のPL面が開いて商品が取り出されます。 今回この製品を作ってみたので これで進めていきたいと思います。 抜き勾 […]